注文住宅
注文住宅を建てるまでの流れ
注文住宅を建てるまでには、おおきく分けて7段階あります。
<注文住宅で建てたい家をイメージする >
どんな家を求めているのかをまとめていき、注文住宅で建てたい家のイメージをつくってい
きます。
<注文住宅についての情報収集、資金計画、土地チェック>
建てたい家のイメージを明確にするための情報収集、設計・施工業者を選ぶための情報収
集と平行して、土地の条件の把握や、資金計画を行います。
<注文住宅で家の設計をする
(注文住宅で建てたい家のイメージを具体化・設計者の選定) >
設計者に家のイメージや土地・資金の条件を伝え、家のイメージを具体化し、現実のかたちに落
とし込んでいきます。
<注文住宅に適した施工業者を選ぶ(候補選定~契約)>
設計事務所で設計を行った場合は、施工業者を選定し工事請け負い契約。工務店やハウス
メーカーなどで設計した場合は、契約を行います。
<注文住宅での地盤調査(地盤改良)着工~竣工 >
地盤を調べて、改良が必要な場合は適切に改良してから、工事にかかります。
<注文住宅の検査 >
設計、施工の各段階で専門家による検査をすれば、より安心な住まいになります。
<注文住宅の引き渡し >
建物の保証書や鍵、設備機器などの使用説明書を受け取り、「我が家」に。
「どんな家(イメージ)を、どんな土地に、どうやって(設計・施工)建てるのか」
が、「注文住宅」の核心でしょう。
注文住宅の依頼先
・工務店
特徴:身近で、細かな希望にも応えてもらえる。設計・施工を一貫して行っている場合には、
建主のプランに対してライフスタイルに沿った適切なアドバイスも期待できます。
依頼方法:チラシ、雑誌、インターネットなどで情報を集め、気軽に連絡してみましょう。
施工例を見て、建て方やデザインをチェックしましょう。企画や設計について相談
できる設計士がいる工務店がよいと思います。
設計者:工務店所属の建築士、または提携・外注先の設計事務所。
設計の特徴:建主の要求、敷地形状、環境などに十分に対応した設計をしてくれる。自由度
が高いです。
設計料:工事費に含まれることが多いです。
建設コスト:様々な経費をカットできる分コストを抑えられます。安く仕入れられる部材を使えば、
工務店ならではのローコスト化も可能になります。
構造・工法:施主の希望や条件を総合的に判断して構造を選択。工務店により得意な構造・
工法が異なります。
施工・管理:工務店が施工管理・設計監理を行います。
アフターサービス:工務店よってはシステムが整っていない場合もありますが、問題時には地
元の強みでスムーズに対応してもらえることも。契約前に確認しましょう。
・設計事務所
特徴:オリジナリティ重視なら最適。敷地条件が厳しい狭小地や変形地にもフレキシブルな発想
で対応してくれます。
依頼方法:住宅雑誌やインターネットなどで情報を集めましょう。気になる建築家が見つかったら
怖がらずにメールや電話で、予算やどんな家にしたいかを伝えましょう。
設計者:建主が選んだ設計事務所の建築士。
設計の特徴:建主の要求、敷地形状、環境などに十分に対応した設計をしてくれる。
最も自由度が高くなります。
設計料:一般的には工事費の1割前後。
設計コスト:建築家により得意のグレードは異なるが、概して予算内の最良プランを提案してくれ
ます。低予算の場合はコストを下げる工夫をしてくれるでしょう。
構造・工法:施主の希望や条件を総合的に判断して構造・工法を選択。
施工・管理:施工業者は建主が契約。施工業者が施工管理を行います。設計事務所は施工業者
選定アドバイスと設計監理を行います。
アフターサービス:構造については施工業者が保証をするのが一般的。メンテナンスしてくれる業者
の連絡先など、しっかり確認しておきましょう。
・ハウスメーカー
特徴:数多くのメーカーの、多彩なスタイル、プランの中から自分たちに合うものを選ぶ楽しさがあり
ます。ただし、土地などの条件やこだわりのポイントによっては対応不能な場合も。
依頼方法:メーカーにより工法やデザインが違うので、カタログやモデルルームで自分のお気に入り
を見つけましょう。
設計者:メーカー所属の建築士、または外注先の設計事務所。
設計の特徴:メーカーの規格の範囲内での設計。自由度は低いです。メーカーの規格からはずれる
とどんどん工事費が高くなってしまいます。
設計料:工事費に含まれます。
設計コスト:いかに標準仕様で抑えるかがコストを抑えるポイント。オプションプラスでコストもプラス。
CMなどの宣伝費やモデルルーム維持費も建築コストにプラス。
構造・工法:メーカーが採用している構造・工法。メーカー、ブランドにより採用している構造・工法が
異なります。
施工・管理:メーカーの施工部門=実際は主に地元の請け負い工務店が、施工管理を行います。
アフターサービス:メーカーによりシステムが異なるため、契約前に確認しましょう。
工法について
家づくりには、大きく分けて5種類の工法があります。
それぞれに特徴がありますので、施工例や施工現場などを見せてもらって、どれが自分に合いそう
か見定めてください。
・木造在来工法
仕組み:仕組み柱の上に梁をのせて構造体を作る、古くから伝わる建築工法です。「軸組工法」ともい
います。
メリット:比較的大きな窓などの開口部をとったり、個性的なプランを実現したりと、設計自由度もありま
す。
デメリット:手作りに近い方法で作られるため、熟練した技術が必要です。大工さんによって仕上がりが
左右されるため、信頼できる大工さんや工務店を選ぶことが重要です。
工期の目安:90~150日
・木造2×4工法
仕組み:在来工法が柱と梁の「軸・線」で組み立てるのに対して、2×4は壁の「面」で組み立てます。
「枠組み壁工法」ともいいます。
メリット:壁、床、天井の「面」で構成されるため、耐震性に優れています。柱を必要としないため、部屋
が広く感じられたりといった点もあります。工場生産された部材を使い、マニュアルに従って施
工されるため、業者による品質の差が出にくい点も安心です。
デメリット:壁で支える構造であるため、設計自由度が低いのが難点。間取りに制約を受ける場合もあ
ります。
工期の目安:80~120日
・木造金物工法
仕組み:在来軸組工法の弱点を補強し、利点を伸ばすためにボルトや金物を併用して構造の強度を
高める工法。「SE構法」、「ハイパーフレーム構造」、「GMシステム工法」など、メーカーによ
りさまざまなシステムや名称があります。
メリット:地震や火災などに対して高い防災性を確保しながら、自由な設計、大きな開口部などが実
現でき、注文住宅に適した工法であるといえます。部材は工場生産され、マニュアルに基づ
いて施工されるため、業者による品質の差が出にくいことも安心です。
デメリット:在来工法に比べ、材料コストがやや高くなる点が弱点です。
工期の目安:80~120日
・鉄骨工法
仕組み:木造在来工法の柱や梁などを軽量鉄骨に置き換えた「軽量鉄骨軸組工法」と、重量鉄骨
の柱と梁を接合したフレームで構造をつくる「重量鉄骨ラーメン工法」「パネルユニット工法」
に分かれます。「軽量鉄骨工法」は柱と梁を溶接ボルト締めにして強度を持たせています。
「重量鉄骨工法」は中高層建築の手法を取り入れたもので、太い鉄骨を使い、鉄骨の接合
だけで構造強度を維持できる工法で、3階建てによく採用されています。
メリット:木造に比べ、柱の間隔を広くすることが可能で、大きな空間がつくれます。加工しやすいと
いう鉄の特性を生かして、ドーム型の屋根などの複雑な形状に対応しやすいのも利点です。
デメリット:軽量鉄骨の場合、サビによって10年ほどで厚さが半分になってしまうといわれています。
また、鉄の性質上、火災時に木造より早く崩落する可能性が指摘されています。しっかりし
た防さび、耐火対策をとれる、信頼できる業者を選ぶ事が大事です。
工期の目安:30~210日
・RC(鉄筋コンクリート)工法
仕組み:横揺れに強い鉄筋と圧縮に強いコンクリートを組み合わせた、最も耐久性のある、非常に強
い強度を発揮する構造です。
メリット:耐久性、耐火性、断熱性に優れ、強度も非常に強い、構造体としては非常に優れた工法です。
デメリット:他工法に比べかなり重量が大きくなるため、敷地条件によっては大規模な基礎工事が不可
欠となり大きくコストアップする場合があります。狭小地、変形地では、工事自体不可能な場
合も。また素材の特性上、結露しやすいため、適切な断熱施工を行う必要があります。
工期の目安:90~270日
注文住宅にかかる費用
家を建てて住み始めるまでにかかる費用は、家本体を建てる費用の他にいろいろあります。
いったい、いくらくらいかかるのでしょうか?
・家本体を建てるのにかかる費用
・家本体以外に必要な費用
・必要に応じて追加があるかも知れない費用
<家本体を立てるのにかかる費用>
建物本体工事価格:坪単価60万円、延床35坪とすれば2100万円
設計料:建築費用の8%~10%くらい
測量費・地盤調査費:土地の面積や形状や隣地との位置関係などをしっかり測る作業の費用と、
建築地の地盤の強度を測る作業の費用。10万円くらいです 。
<家本体を建てる以外にかかる費用>
古い家の解体費(建て替えの場合):解体にかかる費用の目安は、1坪あたりだいたい3~4万円
くらい。今ある家の延べ床面積が30坪とすれば、30坪×3~
4万円=110万円くらいです。
確認申請費用:約20万円(延べ床面積が100㎡超は申請費用が上がります)
屋外の給排水費用:給排水は敷地内に新たに引き込む場合は約100万円
登記関係費用:取り壊した建物の登記+新しい建物の登記費用=約25万円~約30万円。
住宅ローンを使用した場合は、さらに担保設定費用がローン金額に応じて必要
になります。
火災保険:等級・年数などによって異なりますが、約50万円~100万円
引越し費用(建て替えの場合):工事期間約4ヶ月賃貸住まい、引っ越し2回として約100万円。
外溝・造園工事:どこまでやるかによりますが、門扉、フェンス、アプローチなど約150万円。
インテリア関係:カーテン、家具、照明、エアコン、電化製品など。お気に入りのもので計算してみ
てください。仮に100万円とします(ビルドワークスでは基本的に照明エアコンは
本体に含み、造作家具についても同様でカーテン・置き式の家具についてはご
提案させていただきます)
<必要に応じて追加があるかもしれない費用>
地盤改良費用:表層改良20~50万円、柱状改良40~90万円程度です。
家を建てるときの支払いタイミング
<工務店や設計事務所などとの契約時期前後>
契約金もしくは申込金・印紙税・工事着手金・地盤調査費・地盤改良費・地鎮祭の費用
<建て替えの場合>
解体工事費・連棟住宅などの場合は、お隣の養生費用・仮住まい費用、引っ越し代など
<工事着工~上棟>
上棟式の費用、中間金の支払い
<完成時期>
工事費・設計料残金、登記関連費用、引越し代 、中間金の支払い、火災・地震保険料
<つなぎ資金が必要な場合>
つなぎ融資利息、ローン事務手数料など
コストを抑えるコツ
コストを抑えるコツは、とにかくシンプルにすることです。まず材料の種類を少なくし性能重視で
考えます。
形状をシンプルにすれば工事の難易度が下がり、仮設にかかる費用が下がります。
またトータルで工期短縮につながることにもなるので人件費などの面でもコストダウンが図れると
いうわけです。
デザイン的にもシンプルな家というには飽きがこなくて、メンテナンスだってしやすいものです。
好みにもよりますが「シンプルイズベスト」は、家づくりにもピッタリあてはまるのです。